機動戦士ガンダムZZ 1〜6巻

ZZは今回が初見です。確かにギャグアニメでした(笑)でも思ったほど駄作というわけでもなかった。現在ガンダムシリーズの最新作デス種を毎週見ているが、こっちの方がホントに面白い。
見た中で一番よかった台詞が6巻でのビーチャの
「大人達が勝手に始めた戦争に何で子供の俺たちが戦って尻拭いしなきゃなんないんだ。」という台詞。
子供の大人への素直な反発心の表現であるとボクは思う。子供に戦争をしろという大人は最低であり、許されるものではない。このあとトラジャさんが「俺たちは最低の大人だ」と言っている。この後ビーチャはちゃんと百式に乗る。それは今自分には仲間を守れるだけの力があり、それを分かっているからこそ戦場に出る決意をしたのだろう。だがそれだけでなくトラジャさんの言葉が彼の心に素直に入っていったということも要因である気がしている。
シャングリラの子供達はSEEDシリーズの子供達(キラやアスラン、シンなど)よりもこれからの世界を担う者達として希望に満ち溢れているように見える。あのサングラスの人の台詞を借りると
「これが若さ・・・」という感じである。これがSEEDシリーズの若者には全く若さを感じない。希望が感じられないのだ。行動力に溢れておるシャングリラの子供達とは真逆にさえ感じられる。ZZを見てSEED世界の未来に陰る暗雲の原因がわかったような気がした。
私の中でZZは傑作となるかもしれないです。